関節痛
膝関節症
膝関節痛は年齢を問わず若い人から高齢の方まで幅広く見られます。
原因は外傷、歩きすぎ、山登り、ジョギング、自転車等で膝を酷使したり姿勢の癖、体重の偏りにより膝に負担をかけたり、合わない靴、O脚、X脚、筋力の低下や高齢の方に多い軟骨の磨耗、変性、骨の変形などが有ります。
症状は歩行痛、しゃがむ動作痛、伸ばす動作痛、立ち上がり動作痛、階段の昇降痛、腫れて水が貯まるなどがあります。
膝関節水腫
膝関節には通常、関節液がある一定の量に保たれています。しかし、膝関節の障害により滑膜が刺激され炎症を引き起こし関節液の分泌を促し、関節内に関節液が溜まる状態を関節水腫といいます。
原因は化膿性関節炎やリウマチ性関節炎は別としてよく見られるのは変形性膝関節症です。
関節軟骨が擦り減ることで摩擦が起こり、又、軟骨が壊れる時に出たかけらが関節内に入り込み水が溜まっていくのです。
中には水を抜いても抜いてもまたすぐ溜まる人やくせになっておられる人もいます。
股関節痛(変形性含む)
股関節の症状は、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢で種類も病態も様々です。
外傷によるものから、変形性股関節症、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死、ペルテス病、股関節炎、弾発股、グロインペイン症候群、使いすぎによるものなど多くの疾患が有ります。
又、大腿や膝部に症状があったり、腰からの関連痛などもあり注意が必要です。
器質的な疾患を除き(ある程度の変形、臼蓋形成不全は可)できるだけ早期の治療をおすすめします。
足首の捻挫
足首の捻挫には主にスポーツをしている時や歩行中に足首を捻ることによって起こり、足首の外側(前距腓靭帯、踵腓靭帯)や内側の靭帯がそこに加わった力の強さに応じて、靭帯がわずかに伸びたり(第1度捻挫)、部分的に断裂したり(第2度捻挫)、完全に断裂したり(第3度捻挫)します。
顎関節障害
一般的に「顎関節症」と呼ばれ顎関節部やその周辺の痛み、カクカク、ジャリジャリ、ゴリゴリなどの関節雑音、開口・閉口障害、噛み合わせが悪いなどの症状を起こす障害のことを言います。
原因としては、歯ぎしり、食いしばり癖、歯をカチカチならす(ブラキシズム)、片側だけの噛み癖などの生活習慣、頬杖、うつ伏せ寝などの悪い姿勢、精神的な悩み、心配、不安等のストレス、その他打撲等の外傷などがあげられますが、症状の現われ方や程度は人により様々です。
当院では、そしゃく筋である閉口筋(咬筋、側頭筋など)、開口筋(外側翼突筋、顎二腹筋など)の調整と頭蓋骨(側頭骨、下顎骨など)の矯正を無痛で行い、加えて頚椎、肩甲骨、骨盤等全身のゆがみを整えることで症状の改善を行っております。(器質的な過度の関節、関節円板の障害を除く)